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平成16年6月定例会報告

平成16年6月定例会は、7月13日から8月2日までの会期21日間で行われました。参議院選挙の関係で、6月議会と言っても、終わってみれば8月2日?真夏の暑い議会でした。知事から提出された24件の議案はすべて原案のとおり可決されました。主な議案について報告いたします。


○ 補正予算
総額     4億 432万円
主な内容
  @ 特別養護老人ホームの整備促進のための補助金  3億7,032万円
  当初予定していた国からの補助金がカットされたため、県独自の補助金を創設しました。新規の施設整備に交付されます。
  A さいたま新都心への地上デジタル放送用新タワーの誘致のために「さいたまタワー実現大連合」による総決起大会の開催等の予算   3,400万円
  今後、県民の更なる気運の高まりを作るために、積極的な誘致活動を展開していく予定です。


○ 「埼玉県知事の在任期間に関する条例」
いわゆる、多選自粛条例です。知事が幅広い権限を持つことを考え、上田知事に限って、知事の職に連続して3期を超えて在任しないよう努めることを条例で決めたものです。「身分のことだから条例で決める必要はないのでは・・・」「3期目はもう終わりだからと職員の志気が下がるのでは・・・」「知事は選挙で有権者が決めることで、始めから3期やると言うことはおかしい・・・」など、また「知事のマニフェストを忠実に実行しただけで問題ない・・・」「知事という地位に着くと、初心も忘れ、気持ちも変わる恐れがあるから条例にしておいた方が良いのでは・・・」など様々な意見がありましたが、結局、共産党だけが反対し条例は成立しました。私も、昨年の県議選の中で多選を批判し、「長ければ停滞!長すぎれば腐敗につながる」「政治家やってもせいぜい3期で次の世代につなぐべきだ」と訴えました。条例では上田知事に限って3期までにしようと決めていますが、あまり例のない条例を作ることで、実は全国に向けて多選自粛を広くアピールしています。長くお勤めいただいている政治家の皆さんは、早く次の世代を信頼してバトンを渡しましょう。


○ 「埼玉県食の安全・安心条例」
近年、食に対する不安が高まっていることから、食の安全と安心の確保についての基本的な考え方や関係者の責任や義務、取り組みかたなどを決めた条例を作りました。BSE、鳥インフルエンザ、虚偽表示、環境ホルモン、ダイオキシン、農薬・・・確かに私たちが毎日口にする食べ物が危ないと感じます。生産者、加工業者、流通業者、販売業者、などあらゆる過程でのチェックは必要でしょう。しかし、消費者の立場で本当に安全な食品を臨めば、すべての過程でコストがかかり、価格に反映することも理解しなければなりませんね。昨今、世の中の不都合の解決は文字で決まりを作らないといけないことに、一抹の寂しさを感じます。


○ 「埼玉県立学校設置条例の一部を改正する条例」
  平成17年4月1日付けで、県立高等学校8校の統合と名称変更、また県立養護学校1校を廃止する条例です。

現   行
改 正 後
秩父農工高等学校
秩父東高等学校
秩父農工科学高等学校
行田女子高等学校
行田進修館高等学校
行田工業高等学校
進修館高等学校
戸田高等学校 戸田翔陽高等学校
吉見高等学校
滑川高等学校
滑川総合高等学校

寄居養護学校は廃止

この議案は、戸田翔陽高等学校に名称変更するという内容の中に、定時制の浦和商業、与野、蕨高等学校が統合されることが含まれています。大いに議論があり、民主党議員団4名と、共産党議員団4名が反対しました。理由は、浦和商業高校は県内でもその在籍率ではトップの位置あることや、浦和商業定時制の教育内容は他の定時制高校の模範となっていることなどを上げています。また、廃止することに対しては、浦和商業高校関係者から強い反対運動が起きていることも背景にあると考えます。廃止後の戸田翔陽高等学校は、県が進める「21世紀いきいきハイスクール推進計画」の中で、「南部地区パレットスクール」として位置づけられています。「パレットスクール」は、新しい発想の定時制・通信制高校の呼び名で、学ぶ意欲と熱意を持つものが、いつでもどこでも学ぶことができ、朝から夜まで開講して、その時間内で生徒が自ら選択して授業が受けられます。自主的に学びたい者、不登校経験のある者、高校中途退学者、勤労青少年、社会人を受け入れます。浦和商業高校定時制ほか2校はこの仕組みの中で生まれ変わります。母校が無くなるのは誰でも寂しいものです。しかし、このことを含めて高校教育の大きな改革の一つとしてとらえ、単に財政問題や行政改革の一環とし考えずに、明日を担う若者を育てる仕組みを今後もしっかり議論して創っていかなければなりませんね。


○ 「埼玉県副知事の選任について」
 現在埼玉県の副知事は、都筑 信氏 1名ですが、知事の公務を支えるには複数の副知事が必要ということで、通商産業省出身の、齋藤 健氏が選任され議会の同意を得て就任しました。昭和34年生まれの45歳、東京大学経済学部経済学科卒のエリートです。通商産業省の資源エネルギー庁の課長をしていたそうです。東大卒と聞くと緊張するのは私だけでしょうか・・・

以上議案について議論があった主なものを報告いたしました。このほかには、県民の皆さんからの請願や議員提出の意見書や決議がありますが、県議会ホームページや議会報告をご覧ください。


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